2007年06月06日

第2回レクチャー開催「ボディランゲージ」A

「ボディランゲージ」を実演を交えて説明しました。

犬をマテさせて飼い主は離れます。
そしてゆっくりと犬の元へ歩いて近づいていきます。
飼い主が一歩一歩近づくたびに犬は自分の気持ちをボディランゲージで
表現しています。

トレーナーそのっちの愛犬つくしちゃん。
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一歩づつ近づいていくと、顔をそむけるつくしちゃん
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これは「カーミングシグナル」のひとつで、敵意がないことを相手に
伝える時に目と目を合わせず横を向くシグナルのひとつです。

耳が後ろに垂れ、微妙に振る尻尾、体が少し横向きになるなど今のつくし
ちゃんの気持ちが現れていますね。
うれしさと動きたいけど動けないもどかしさと緊張が伝わってきます。
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立ち耳の犬だと表現が分かりやすいのですが、垂れ耳で被毛が生えている
犬種は耳からのシグナルがなかなか分かりにくいですね。
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垂れ耳のマックス君も同じくマテさせて一歩づつ近づいてみました。
「マテ」の号令後は緊張しているマックス君。
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一歩づつ近づいていくと、突然あくびをしました。
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私たち人間の世界だと、このあくびをする行動は緊張感のない行動ですよね?
上司に怒られている時にもしあくびをしたら「馬鹿にしてるのか!」と
余計怒られてしまいますよね?

このあくびは犬の「カーミングシグナル」なのです。
叱った時に犬があくびをしたら「もう怒らないで」という気持ちのサイン。
例えば嫌いなブラッシングなどしている最中にあくびをしたら「嫌なこと
しないで」という気持ちのサイン。

マックス君は、一歩一歩近づいてくるさっちんさんを見て緊張し「これ以上
近づかないで」という気持ちをあくびのシグナルで表現したのです。



ビビリ屋のくるみちゃんはとても分かりやすいボディランゲージです。
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くるみちゃんの耳、目、姿勢などのボディランゲージを見ると…
一歩づつ近づいてくる圧力感に極度の緊張が走り、逃げ出したいけどできず、
必死に耐えているくるみちゃんの気持ちが分かりますよね?

今度は一歩づつはなれてみると、圧力感から解放されて緊張も
少し解け始めているのがボディランゲージで伝わってきます。
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このように同じことをさせても、それぞれの犬によってボディランゲージ
の表現は様々で違うのです。


ゴロンとお腹を見せるこのポーズは一般的に「服従」と言われている
ボディランゲージです。
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この「服従」のポーズ愛犬は見せるから自分はリーダーとして認められ
いるのだと思っている飼い主さんは多いと思いますが…
この服従のポーズを飼い主さんの目の前で見せお腹をなでていると
突然ガブっと噛みつかれたということを聞くことがあります。

服従のポーズでは、後ろ足の間に尾が入り敵意がないことを表現します。
愛犬が自分からやってきてお腹を見せて「なでろ」と飼い主さんに
要求する場合に咬みつかれることが多いので、ボディランゲージを
見て犬優先にならないように気をつけてください。

だからと言って、突然いきなり服従のポーズをさせるのはかえって
咬みつかれる原因にもなり、不安を与えることにもなりますから
無理やりせず徐々に服従ポーズに慣らしていきましょう。
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信頼関係がしっかりとできしつけをきちんとしているとこのようなことを
されてもまったく抵抗せずなすがままの楓こさん。
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何をされても大丈夫なようにしつけをすると、病院などで
獣医師も愛犬も負担なく診察や治療が受けられます。


この続きは次回「ボディランゲージB」で…。


ニックネーム paw'erスタッフ at 12:22| レクチャー開催 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする